よくいただくご意見に・・・
「やんばる みぃっけ♪ の写真に詳しい解説があったらいいのに」という類のものがあります。
「ヤンバルの自然のことが知りたいのに」とか「検索をして辿り着いたら写真だけって意味ないじゃん!」という気持ちもわかります。
実はこれが「きじむなあ流」なのですね。
多くのツアーの場合でも解説は最小限にして、それよりも沢山のヒント投げかけます。特に子供たちには自分で発見して欲しいと思うからです。
今の時代、答えはあらゆるところに転がっています。図鑑しかりネットしかり。そこに辿り着くまでには沢山の研究者や観察者が大変な時間と労力を使っているのです。(やっと出したその答えも正しいとは限りませんが・・・それはとりあえず置いといて・・・)
例えば今日のアサギマダラには「♀」というヒントと「もうすぐ旅に出るのかな?」というヒントを出しています。多少なりとも生態を知っている人は「♂の印が微妙に見難いから判別はどうかな?」とか「もうそんな季節か」と思うかもしれません。
ちょっと興味のある人はリュウキュウアサギマダラとの違いを調べるかもしれません。私のヒントに「んん???」って思った人は「♀」と「♂」の違いや「旅」という言葉に引っ掛るかもしれませんよね。
昨日のオオウミウマのようなタツノオトシゴの仲間は生態の面白い生物です。「恋の季節」という投げかけに対し、「どんな恋をするのかな?」と思ってくれたらしめたものなのです。
一昨日のオオシマカクムネベニボタルには「危険信号」というヒントを入れました。「危険ってどういう意味かな?」って感じてくれたかな?
その前日のリーフも、またその前日のタツナミソウも、またまた前日のガンガゼも、リュウキュウイチゴもタツナミガイもアオボシヤドカリも、全てが私からの問いかけです。「そんなの言われなきゃわかんないよ~」・・・それでも構いません。なんとなく見ている人は「ふ~ん」でお終い。それはそれで構いません。「綺麗だな」とか「写真、ボケてるし・・」とか「へんな生物~」流し見でも、見てくれるだけで嬉しいです。
そんな中で一つでも「あれっ?」と思ったら、そこから興味の扉が開くと思うんです。
だから“やんばる みぃっけ♪”は参考書にはなりません。観察者や研究者が使った何百万分の一、何千万分の一(もっとかな)でもいいから時間を使って、沢山調べて知識を得て、そして最後は自分の目で「観て」欲しいと願っているからです。
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