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2009年2月19日 (木)

子ども農山漁村交流プロジェクト

たとえば私は「癒し」とか「学習」という言葉があまり好きではなくて、ひっくるめて「遊び」と言いたがるのね。
でも多分多くの人には理解できないニュアンスなので、仕方なく使っていたりもするわけだけど、これがまた「仕方なく」なのか「積極的に」なのか、多くの人には判らなかったり・・・

「森林セラピーの講習を受けてます」と言うと「何を今更? きじむなあツアーはとっくにセラピーなのだから必要ないでしょ?」と嬉しい言葉をいただくことがある。
確かに“きじむなあ”というネイチャーショップを始めたきっかけは、よくある観光ではない、よくいるガイドではない、お客様の個性やニーズに合わせたツアーをするために、少人数でアットホームでほっとできる空間を満喫してもらおうと思ったのが一つ。
観光地にはない、その場所本来の雰囲気や自然を楽しんでもらいたい。
私が観光客だった時に一番欲しかった自然や暮らしや文化に触れること。
私が幼い頃の田舎の思い出の風や色、そんなものが今も残るやんばるを紹介できればいいな・・・みんなの心の故郷になれたらいいな・・・と。
私の場合、最初から「癒しのツアー」とか押し付けられたら景色が暗くなるし、「お勉強です」とか言われたら拒絶反応が起こっちゃう。。。素直じゃないのかな。(笑)
そんなんじゃなくって「遊び」の中でほっとしたいし、興味を持ったり発見したい。

だから「きじむなあ」で癒されたと言われるとすごく嬉しいし、何かを覚えたと言われてもすごく嬉しいし、田舎の親戚と思っていただけることがすっごく嬉しい。

で表題、去年から「子ども農山漁村交流プロジェクト」というのが、文部科学省、農林水産省、総務省の肝いりで始まって、やんばるはモデル地域なのね。
始まって・・・と言ってもまだまだ準備段階で、役場の担当さんもどうしていいのかわからないような状態。(これはセラピーも同じか(笑))
詳しくはhttp://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/19/08/07090405/001.htm を見ていただくとして、要するに子ども達のミニ山村留学なわけ。
これもまたまた講習会に参加しているんだけど、こちらも“きじむなあ”が9年間かけてやってきたこと、やりたかったことだったりするの。

ウチは前からやってるよ!って言いたいのではなくて、セラピーにしろ子どもプロジェクトにしろ、時代が求めているのかな?一緒にやっていけるかな?って思って講習に出て様子を見ているのね。
この二つは、お上の所轄(笑)が違ったり役場の担当が違ったり、この時代に湯水のような血税を使ったり、いやいやこんな時代だからこそ税金を使ってでもやる価値があるのかな?とも思ったり・・・最近は前向きに考えてみたいと思ってるけど。

ところが、やっぱり“きじむなあ”というナイチャー業者が顔を出すと、何かを狙っているように思われたりしがちで、それはそれで悲しいのであまり目立たないようにはしている・・・つもり。名前も金も力もない“きじむなあ”だけでは出来ないことだから、なんとか良い方向に行ってくれるように協力できたらいいかな。。。

なんてことをぐるぐる考えながら、みんなの笑顔が見たいから、癒しの「森林セラピー」と学習の「子ども農山漁村プロジェクト」に参加している今日この頃なのですよ。

「最近色んな講習に出ているみたいだけど、今更何がしたいの?」
なぁんてメールをいただいたりして、ご心配をおかけしているみたいなので、何をしているか~の、近況報告でした。

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D*おしゃべり&独り言」カテゴリの記事

コメント

気持ちはわかるんですけどね。
でもやっぱり!!
きじむなあさんは講習を受ける立場ではなく、講習をする立場だと思うんですよねえ

行政の担当さんは足元の宝を見ないで、遠くに視察に行ったりしているんでしょうね~もったいない!

きじむなあさんのツアーはやはり一足も二足も先に行っているんですね

私の子どもがお世話になれたら嬉しい

・・・って、何年先でしょう(笑)

きじむなあツアーでは、きじむなあさんから何も言われなくとも沖縄の自然に触れることで癒されたし、きじむなあさんをきっかけに沖縄の「生の」文化にも触れて勉強できました。

沖縄に行く度に的確な場所にガイドしてくださり、沖縄のいろんなことを教えていただけます。
それはとてもさりげなく、決して押し付けがましいものではありません。
自分のスピードで、自分の興味で吸収させてもらえます。

こんなツアーはありえません。

きじむなあさんも書いてらっしゃる通り、きじむなあさんが観光客だったときに「こんなツアーがあればいいのに」、「こんなガイドがいたらいいのに」、と考えて始められたものだとの想いが伝わります。
それは損得やお金儲けは関係なく、沖縄の自然や文化に触れて欲しいという気持ちから生まれたものだからなのでしょう。
いつも「こんな金額できじむなあさんは大丈夫なのか??」と思いますが、そんなところからもそれが伺えます。

今、きじむなあさんがいろんなことに参加されているのも、その一つの手段であり、全くぶれているとは思いません。
協力できるものは協力し、補えるところは補う。
ただそれだけのように思います。

これだけいいことばっかり書くと、何だか変な宗教みたいですが、他の「お仕事」「金儲け」でやっているツアーと比べてもらいたい。

きじむなあさんの想いが、より多くの人に伝わるといいな、と思います。

きじむなあさん=メリーポピンズの謎が少し解けたような気がします。
きじむなあさんを通して見るヤンバルは笑っていたり、泣いていたり、沢山の命を感じます。
ガイドともインタープリターとも違う何かがあるんですよね。
時代が追いついて来たのかもしれないけど、他のガイドさんではとてもとても・・・です!
てつさんはそれをご存知だから悔しいし、こうじさんも良くご存知だから納得されるんですね。
きじむなあさんは やっぱり深いです!

沢山の子ども達に出会いのチャンスができるなんて素敵;:゙;`(゚∀゚)`;:

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