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2007年11月 8日 (木)

やんばるツアー

493 時々面白い質問を受ける。

「やんばるツアーに行きたいんですが、申し込みお願いします」

「?・・・(冷汗)・・・、ご希望は海ですか?森ですか?」と聞いても、かたくなに「やんばる」に行きたいと。。。

最近はヤンバルクイナを単に「やんばる」と呼ぶ方もあるけど、「会いたい」ではなく「行きたい」のなら多分森のことだろうと思って話を進めている。

「やんばる」には「やんばるという名の森」があるわけではない。

沖縄島の約半分、恩納村から北の国頭郡を「やんばる地方」と言う。
元々は田舎に対する差別的な言葉として、山又山(しかない地方)の「山の原」とか、山の上まで段々畑が連なっていたので「山の畑(沖縄では畑をハルと呼ぶ)」そこからヤンバルと蔑んで呼ばれたらしい。
今でもお年寄り達の中にはこの呼び名を受け入れられない方が多いと聞くが、私は「ヤンバル」という言葉も、沖縄で一般的に使われる「部落」という言葉も好きだ。

現在では東・大宜味・国頭の三村を「やんばる三村」と呼び、良い意味でやんばるらしい風情の残る田舎とされている。

「~なのでこの辺りは全部やんばるですよ」とお伝えするしかない。
「やんばるらしい雰囲気の森をご案内しましょうか?」
「やんばるの山を歩きましょうか?」
「やんばるの海はすごく綺麗ですよ」
と言っても、あまり興味が無い様子で「やんばるに行きたかったので・・・また連絡します」と言われてしまい、この「また」は二度とない。

たまには「ええっ?海もヤンバルなんですかっ?!」と、驚かれることもある。

私の説明が悪いのだろうか?
「やんばる」って、いったいなに?
皆さんのイメージの「やんばる」って、どんな場所なの?

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